「四月七日の桜」―戦艦「大和」と伊藤聖一の最期― 中田聖一著
講談社より平成25年4月7日に発刊された。
表紙カバーには「山本五十六に最も信頼された男が家族を思うとき」 また「司令長官として大和とともに沈んだ父沖縄へ出撃した特攻機で散った息子二人を追うように娘を残して逝った母伊藤が植えた桜は今もその命日を忘れない」「開戦を疑い、特攻に反対した海軍大将は、最後に多くの若い命を救い沖縄へ向かった。」 と印象的な文字が並んでいる。
此の息子とは我々と同期(兵72期)の伊藤叡君である。
300頁に亘る大作である。一読をお勧めする。