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なにわ会のブログ

海軍兵学校72期海軍機関学校53期海軍経理学校33期
日記 8月17日
8月17日の戦没者 なし

先日紹介した山本さんの佐伯物語の目次と各章の始まりの文です。
第一章 文太郎の時代(51頁)
「この子らは、はたちで死ぬるんじゃ」 その家の息子たちは、そのために、幼い頃から母や姉たちよりもいいめしを食わせてもらえた。非常の時代の父親の、それは非常の覚悟だった。・・・

第二章 頬垂れ(57頁)
「まあ、恵美子さん。それはなあに?」 「はあ? わたしのお弁当ですか?」  恵美子は思わず自分の弁当箱に目を落とした。 それはこの朝、自分でよそってきたもので、麦飯を敷き詰めた弁当箱の片側に、小指ほどの大きさの、イカの煮付けが十杯ほども押し込んである。墨を抜かずに煮ているので、煮付けはそれに汚されて真っ黒であった。・・・

第三章 泣かぬ谷(7Ⅰ頁)
親は誰しも、わが子に「転ぶな」と願う。 しかし子は転ぶ。転ばない子はいない。すると親は、今度は「泣くな」と教える。 それでも泣く。子供は泣く。泣かずにはおられぬ転び方をすることが人にはある。 そのとき「泣くな」と教え続けた親が言う。「泣いてもいいから自分の足で立て」と。・・・

第四章 無敵海軍(75頁)
「でな、連合艦隊司令長官の豊田大将じゃ。この人は杵築の人じゃが、ご存知か」 「おう、確かそうでしたなあ、新聞で読みましたの」 「大分から出た司令長官に、広瀬中佐の名前に泥を塗るようなことをして・・・(原田耕作指導官が初登場する)

第五章 下駄履き(87頁)
「よろしい。ひとつ聞くが、この入り江は君たちの陣地か」 「はい。そうでありますっ」 「そうか。じゃあこっちが悪い。君らの陣地に勝手に飛行機を入れた。すまん」  少年たちは感動した。・・・(この章に72期の搭乗員の事が沢山出ている。)

第六章 蜜柑一枝(64頁)
寮長の婦人がアブッテカモの名の由来を面白そうに話して聞かせた時、香代子らは仕方なく、ふふふと愛想笑いの相槌を打つしかなかった。この魚は、佐伯では「おせん殺し」と呼ばれていた。(本文より) 昭和二十年の正月が明けた。恵美子は博多の妹を見舞うために汽車に乗る。佐伯航空隊では井尻たちが猛訓練に明け暮れていた。若者たちの青春でさえ、この時代には常に自分ではない誰かのためにあった。・・・

第7章以降は未掲載 逐次掲載される。
by naniwa-navy | 2010-08-17 05:26 | 日記
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