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なにわ会のブログ

海軍兵学校72期海軍機関学校53期海軍経理学校33期
機関科の戦闘(4)
*10月25日 レイテ沖海戦
0033 無事海峡を出る
0645 突如、護衛空母部隊との遭遇戦
     熊野損傷、筑摩・鈴谷沈没
     *服部健三(筑摩)、吉岡慶治(鈴谷)戦死

1015 追撃戦中止、レイテ湾に進撃開始
1236 突入中止、反転北方の敵機動部隊攻撃に
1800 追撃断念、サンベルルジノ海峡に

(機関科の戦闘)
敵空母との海戦寸前、私は機関長の命で敵状を直接報告すべく
艦橋に。そして大和の巨砲の火を吹く様を凝視した。
スコールと煙幕の彼方に敵空母群を見る。
・・・・数回目のであった、続く大揺れの後艦全体が揺すり
上げられる。当たったかなと瞬時神経を緊張させるも計器・  
機械異常なし。・・・・が時を経ずして(左外軸中間軸受
付近破口浸水)の報告。現場に駆けつけると、高速力と水圧
で数個の破口より海水が猛烈な勢いにて噴出している。直ちに
応急修理にかかるも水勢に抗しきれず徒労に終わる。
水嵩は次第に増して行く。激震の為軸受けが船体より離脱し
何千馬力という回転摩擦により潤滑油は燻り悪性ガスを。
またまた対空戦闘のラッパが鳴り響く。
熱気と悪ガスの為指揮所以外の者は倒れ、応急治療所に運ぶ。
全員砲弾雨の中も忘れて褌一つになって海水排除・破口修理
に奮闘する・・・・・
by naniwa-navy | 2010-10-01 14:37
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