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なにわ会のブログ

海軍兵学校72期海軍機関学校53期海軍経理学校33期
耄語碌9月1日
泉五郎君から耄語碌と称しての雑文を頂きました。
出来れば最終号のなにわ会ニュースに掲載したいと思いますが,多少の時事性もありますので取りあえずブログで紹介します。

この国の 戦中・戦後派 現代っ子
       同じ面でも 異邦人


 先だって故広瀬遼太郎君の令弟から一冊の本を頂いた。神風特攻隊員が、あの世から今の日本に舞い戻つたという想定での風刺的小説である。戦死者から見れば、今の日本は正に異国であろう。
 我々にしても今の日本は到底いい国だとは思えない。確かに物質的には恵まれ過ぎるほど恵まれている。然しこんな国にして仕舞つたのは誰か?
 戦後左に振れ過ぎた振子を正常に戻すには容易なことではない。強盗殺人は日常茶飯事! 官僚、政治家は相変わらずの汚職怠慢。
 女と紛う男ども、牡顔負けの雌共が幅をきかすテレビの画面。ドラマでは概ね男が女に張り飛ばされて悄然としている。
 流石戦中派には少ないが、いい年した大の大人が妙ちきりんな風体で能書き垂れる番組もある!
 視聴率を上げる為なら相手が、低脳族であろうがミーハーであろうが一向に構わない、国家の風格などは糞喰らへ! 自由な日本合衆国万歳!
 
 
人の世は 川の流れに 似たるかな
       老いは岸辺に 澱み漂う
 

 老境、世の流れに乗るのは中々難しい。これは自然のこととは思うが、そして老人はやがて岸辺の藻屑と朽ち果てる。
 それにしても世の様の移り変わりはすざましい。
然し、老人は口だけ何とか達者でも新しい知識技術進歩には到底ついてゆけない。特に日進月歩どころか分進秒歩のインターネット社会には全くお手上げである。
 ところがインターネット社会は地球の回転とは
 無関係な現象である。
 かくて、人間は夜も昼もない別次元の世界に追いやられ、自らもそちらを向いて走り出す。
 然し、春夏秋冬、朝昼晩と、地球のリズムで生かされた人間が、自らその生活のリズムを破壊するような文明に耽溺する様は人類自滅の前兆としか思えない。
 そろそろ岸辺に澱み朽ち果てるほうが賢明か!


言霊の 幸ふ国と 謳われし
       今は昔の カタカナジャパン
 

 昨今日本の言葉の乱れは情けない。もっとも言葉などと云うものは生き物のようなもので、同じ日本でも時代や地方によって変遷相違があるのは致し方ない。
 然し言葉には霊が宿ると信じ、美しい言葉を目指してきた我々には、最近の言葉の乱れは耐え難い。   
 特にマスコミの低俗番組に毒される言葉の乱れには耳を覆いたくなる。低俗番組だけではない。政治番組でも政策論争までが矢鱈とカタカナ言葉を使いたがる。
 例えば「コンプライアンス」なんていう言葉を聞いて即座に理解できる国民がどれ程いるか?
 「サブプライムローン」がどのようなローンなのか直ちに判る一般消費者がいるか?
 など例を挙げ出せばキリがない。ただ即座に訳語が一般大衆に馴染まない言葉なら止むを得ない一面もある。
 然し例えば今回の北京オリンピックでも「星野ジャパン」や「なでしこジャパン」など、ただ語呂合わせだけの表現は国名への冒涜である。
 肝心な点はこのような言葉遣いが何の批判も受けずに国民の間に浸透してゆくことである。
 悲しい哉!かくて日本人は母国語を喪失してゆくことになる。
 
 
戦没者 敬称なしの 霊とのみ
     白木の柱 非礼祭
 

 8月15日例年の如く全国戦没者追悼式が日本武道館で行われた。たまにはテレビを通じてでも追悼の意を捧げるかと思い画面に見入つた。毎年の事ながら通り一遍な天皇の言葉には心底より迸る何物かがない。
 何よりも戦後派代表の衆議院議長河野洋平の式辞は、戦没者の慰霊と云うより戦争の非を唱え、相手国に詫びるのが主眼であるかの如き感さへ覚える。
 そもそも祭壇中央白木の柱は立派だが、全国戦没者之霊とのみ記されて他に一切の敬称はない。これは一体どういうことか?!或は天皇の拝礼に配慮してわざと敬称を省略したのか?
 慰霊祭などとは言語道断、これでは正に非礼祭である。遺族の心中や如何。
by naniwa-navy | 2008-09-01 05:39
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