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なにわ会のブログ

海軍兵学校72期海軍機関学校53期海軍経理学校33期
耄語録 その4
泉五郎君から耄語録その4をいただきました。
 人間は 言葉でものを 考える
  言葉乱れりゃ 国も危うし
最近の言葉の乱れはいみじくも会誌99号で椎野廣君の「日本のマジョティは大丈夫か?」 の一文で軽妙にして実に見事に喝破されている。全く同感!今や日本語は正に崩壊の寸前である。
 言葉の乱れは即ち思考の乱れ、この問題を追及解明してゆくことは我々浅学の徒に成し得ることではない。然し、最近の日本語の乱れは正に日本文化崩落の兆しである。
 戦後の漢字制限がその尖兵となつた。確かに言えることは漢字は種類も多いし字画も甚だ複雑である。然し文字自体は表意的な形態のため、見慣れれば複雑なものでも楷書ならば識別は容易である。
然し、その反面筆記するには中々手間がかかる。そこで行書、草書と変化簡略化されると今度は本来の形とはまるで違う印象のものもあり、これは相当難儀な代物となつてよほど研鑽を積まないと読み書きできない。楷書は書きづらい、行書草書は読みづらい、漢字が敬遠される最大の原因であろう。
明治維新、30字そこそこで文章表現が可能な欧米文化に驚いた日本では、英語を公用語にと云う議論さへあつたという。
そして今次大戦惨敗の結果、漢字軽視は天下御免の風潮となつた。自らの固有文化を軽視して漢字使用に制限を課す一方では、カタカナ言葉の乱用はお構いなし。立法行政自身が矢鱈と外来語を導入、マスコミがこれを国民に啓発するどころか、逆に己の優越性を誇示するかの如く外来語を乱用する。
例えば政権公約とか政策綱領といえばよいものを我が党の「マニフェスト」とのたまう。新聞は家庭内暴力と書けばよいものを「ドメスチックヴァイオレンス」と言い換えて得意げに報道する? 漢字と訳のわからぬカタカナの羅列とどちらが速読し易いか?
 しかも、今やコンピューター時代、文字数の少ない英文などに比べれば、多少時間はかかるかも知れないが、複雑な文字候補でも識別さへ出来れば記録するのに訳もへちまもない。 電子技術の発達が今や漢字復権の時代を生んだといえよう。
 若い世代の国民は漢字に愛着など持つていない!などと決め付けるのはとんでもない誤りである。最近の新生児に対する命名傾向を見てみるがよい。強く、美しく、爽やかな語感を持つ文字が流行つている。残念なことは文法を無視して矢鱈と勝手な読み方をする輩の多いことである。
 かと思へば 自らを「さいたま」などと名乗る痴呆都市がある。そこにあるものは、伝統や歴史を無視した目先の安直さだけである。真似するところが出て来ない内に、ギネスに国辱的痴呆都市名第一号として登録申請をしては如何かナ!  泉 五郎
 (平成20年9月18日)
by naniwa-navy | 2008-09-18 22:37
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